男性アイドルアニメまとめ
なんやかんやで結構観てるな~と思いまして、ちょっとまとめてみようかと。
・・・と、まずピックアップしたところ、結構どころか近年のものはすべて視聴してました(笑)
男性アイドルものって、女性アイドルものに比べるとすごく少ないんですね~。
あくまで私個人の視点から書いておりますので、「そういう考えもあるんだな」程度の目で見てください。
5タイトル挙げていますが、観たことのない方の参考にちょっとでもなればうれしいです。
亜種みたいなものは外して、「アイドル」に特化しています。
「アニメ」総評なので、当たり前ですがアニメ化してない作品も対象外。
作中で歌ったり踊ったりしている作品が対象。
2016年末までで5タイトルありましたので、簡単に紹介していきます。
(実は昨年から書き溜めていたものなので、現在の情報と齟齬があったらすみません・・・。)
【うたの☆プリンスさまっ♪】アニメーション制作:A-1 Pictures
作画 :★★☆☆☆
CG :★★★☆☆
脚本 :★★★☆☆
構成 :★★☆☆☆
演出 :★★★★☆
キャラ:★★★★★
演技 :★★★★★
楽曲 :★★★★☆
総合 :★★★☆☆(3.5)
例えるなら「遊園地」みたいな面白さ
・言わずと知れた男性アイドルアニメの先駆け。
・テーマソング「マジLOVE1000%」のライブシーンで話題に。
・楽曲を手がけるのはElementsGarden。
・キャラ全員平等にお当番回があり、ソロ曲がある。
・楽曲の存在を中心に物語が動く。
・曲シーンはミュージカルのごとく始まる。
・ヒロインあり。今では有能な作曲家。ヒロインの存在強め。
・が、シリーズが進むにつれヒロインの存在が薄くなっていくような・・・。
・ライブシーンはすべて手描き。
・と言っていたのに3期でCGを入れた。これがひどい。
・4期のCGはかなり改善された!なにやらラブライブチームからだいぶ引っ張ってきたらしいw
・後半にいくにつれて明らかに作画が大変なことになっている。
・とりあえず顔のアップでゴリ押しする。この顔すら崩れることも。
・ギャグあり、シリアスあり、曲あり、ライブあり。総合力が高い。
・ストーリー性は高くはないが、何があっても「うたプリだから」で許せる。
・アイドル養成時代~デビュー後まで一連の流れを楽しめる。
・アニメでハマった人は原作ゲームをプレイするともっと楽しくなる。
・新シリーズ企画進行中とのこと。
【少年ハリウッド】アニメーション制作:ZEXCS
作画 :★★★★☆
CG :-
脚本 :★★★★☆
構成 :★★★★★
演出 :★★★★☆
キャラ:★★★☆☆
演技 :★★★★★
楽曲 :★★☆☆☆
総合 :★★★★☆(3.8)
アイドルという名の「哲学」
・原作、脚本、シリーズ構成は橋口いくよ大先生。
・アイドルの卵たちの成長物語。
・登場人物の人生そのものに大きく踏み込んでいるあたり哲学。
・「アイドルとは何か?」ということを深く考えさせられる。
・笑いあり涙あり。
・ヒロインなし、シャチョウが強い世界。
・カケルが主人公?と思われるが、全編通してみると主人公が誰かはあまり問題ではない。
・作中の歌はあまり多くない。
・が、EDが毎回違い、キャラのソロ曲の時もある。そうでない曲も混ざっている。
・楽曲は全体的に古き良き時代を彷彿させる。
・キャラクターデザインは人を選ぶかも。作画は背景が綺麗。
・ライブシーンは手描き。丁寧に作られている。
・1話まるまる舞台、1話まるまる音楽番組、1話まるまるライブといったとんでもないことをやってのける。
・視聴者が自然と応援したくなるアニメ。
・舞台版、小説版をあわせることで数倍楽しくなる。
・現在クラウドファンディングに挑戦中。実現すれば最終話のライブ全編ver.が見られる。
・目標5000万達成しました!おめでとう!!
【ツキウタ。 the animation】アニメーション制作:スタジオぴえろ
作画 :★★★☆☆
CG :★★★★★
脚本 :★★★☆☆
構成 :★★★☆☆
演出 :★★★☆☆
キャラ:★★★★☆
演技 :★★★★★
楽曲 :★★★☆☆
総合 :★★★★☆(3.6)
彼らのほのぼのとした日常を覗き見る
・大人気ツキウタ。シリーズ待望のアニメ化。
・ということでアニメ以前の背景が多く、アニメはごく一部のコンテンツにすぎないという印象。
・アニメだけでも楽しめるが、キャラを覚えるのが大変かも・・・。
・見た目の特徴が薄い(髪色がぶっとんでない)、名前がみんな月の和名+漢字一文字で混乱する。
・OPは奇数話・偶数話でそれぞれのユニット(グラビ・プロセラ)のライブ。
・ライブシーンは全てCGでよく動く。
・物語はコメディ性が高い。あと非常にほのぼので平和。
・各話はあまり繋がっていないのでバラバラにも観られる。
・ヒロインはいないがツキウタ。シリーズの女の子たちが1話だけ出てくる。
・作中の歌は少ない。
・が、EDは毎回お当番制でソロ曲が流れる。
・すでにアイドルとして活動している彼らの日常を見守るといったゆるっとした雰囲気。
・あまり本腰を入れず、見たい時に見たい話をかいつまんで見るアニメ。
・やはりツキウタ。の世界を一から知っている方がより楽しめそう。
・最終回は全編ライブ。特に最後の全員曲、曲から歌から作画(CG)からカメラワークから、何もかもが素晴らしかった。
・次はツキプロのアニメ化だぞ~!
【B-PROJECT 鼓動*アンビシャス】アニメーション制作:A-1 Pictures
作画 :★★☆☆☆
CG :-
脚本 :★★★★☆
構成 :★★☆☆☆
演出 :★★★☆☆
キャラ:★★★★☆
演技 :★★★★★
楽曲 :★★★★☆
総合 :★★★☆☆(3.4)
リアルすぎないリアルを追求した世界
・西川貴教×志倉千代丸の強力タッグによるメディアミックスプロジェクト。
・アニメ化以前は楽曲と各ユニット15分程度のドラマCD、ニコ生などなど。
・そんなに多くないのでアニメから入っても全然OK。
・というか最初からアニメ化すること前提で活動始めたでしょ絶対。
・アニメはおそらく目的ではない。コンテンツのごく一部という印象。
・ヒロインあり。A&Rという聞き慣れない立ち位置。新人なのに有能。
・OPはライブ映像あり。手描き。A-1はCGに向かないということが改めてわかった。
・キャラが多いが髪色などの特徴で判別は比較的容易。
・アイドルの仕事の様子が多く描かれている。ドームライブという最終目標あり。
・業界の光や闇がちょっと垣間見える。業界の動きが1番描かれている。
・西山貴教さんや明らかにザリ林さんなPが登場したりする。
・後半、作画が怪しい。さすがA-1。
・楽曲は作中挿入歌として流れる。ユニット&ソロでかきおろし。
・今後アプリゲームを出すらしい。そこに繋げていく気満々の雰囲気を感じる。
・最終回だけクソ展開だった・・・どうしてこうなった。
・こんなにキャストが「2期ないんですかね?」って言ってるアニメ初めてだよ(苦笑)
【ドリフェス!】アニメーション制作:BN Pictures
作画 :★★★★☆
CG :★★★★☆
脚本 :★★★★☆
構成 :★★★★☆
演出 :★★★★☆
キャラ:★★★★☆
演技 :★☆☆☆☆
楽曲 :★★★☆☆
総合 :★★★☆☆(3.5)
キャラもキャストも成長する2.5次元プロジェクト
・バンダイナムコ×アミューズの2.5次元アイドル応援プロジェクト。メディアミックス作品。
・アニメ化以前からアプリゲームがある。アニメからでも全然OK。
・キャストの棒読みに驚愕するかもしれないが、最初はぐっと耐えてほしい。
・むしろモブや幼少時代の頃のほうが喋りがうまく聞こえる不思議。
・双子キャラがいて、片方は棒なのに片方は流暢(CV.代永)なので大丈夫か?となる。
・しかしすべては慣れです。
・中の人は俳優であって声優出身ではない。なので多少は仕方ない。そういうコンセプトなので。
・「2.5次元アイドル応援プロジェクト」とあるように、中の人もキャラもまとめて成長を見守るスタイル。
・ヒロインなしで、天宮奏がガッツリ主人公。
・毎回ライブシーンがあり、すべてCG。さすがサンライズの系譜。
・アイドルはファンからの「ドリカ」を受け取り、衣装にチェンジする。変身バンクあり。
・やはり俳優なので、歌がうまいかどうかというと・・・。でも曲はいいと思う。
・全員お当番回あり。人が多くないので、お当番回やっても全体としてのストーリー性は高い。
・ユニットの下積みがきちんと描かれていて好印象。練習シーンも多い。
・シリアスシーンは結構泣ける。耐えて見続けてよかったと思う。
・事務所のライブでの優勝(するとデビューできる)を目指す王道の成長ストーリー。
・声優の棒以外は、作画もCGもストーリーも曲もよく出来てるのでわりとオススメ。
・2017年に2期やります!!おめでとう!!
まとめ
・アイドルの成長を見たいあなた!→ドリフェス
・アイドルの日常を見たいあなた!→ツキアニ
・歌うアイドルが大好き!→うたプリ
・業界の裏事情なんかも含めて楽しみたい!→Bプロ
・哲学的観点からもアイドルを考えたい!→少ハリ
って感じですかねぇ・・・。
ストーリー性の高さは
少ハリ≧ドリフェス=Bプロ≧うたプリ>ツキアニ
アイドルものはアニメのストーリー性はあまり高くないものが多い印象。
少ハリは話もちゃんと作り込んでるかな。
ドリフェスはまだ1シーズンのみで初めましての段階だから、比較的丁寧に作られている。
Bプロの伏線の張り方がコテコテで笑う。最終話はアレだけど1話1話の脚本は面白い。
うたプリも1期は筋が通ってると思う。2期から少しずつ迷走気味。
ツキアニも最後のほうは話の流れが出来てたかな。
いずれにせよ、アニメが「目的」ではない感じなので、質の高いアニメが観たい人はそもそもアイドルジャンルじゃないほうがいいかもね・・・。
メディアミックスが前提で、コンテンツそのものにハマってもらって、そこからいろんなメディア(ゲームとかグッズとか)にも手を出してもらう作戦なのでしょう。
アニメだけでお手軽に楽しめる度は
ドリフェス>うたプリ>ツキアニ≧少ハリ≧Bプロ(闇)
かなあ。
ドリフェスはメディアミックス作品だけどまだあまり展開が多くない印象なので、アニメから入るのがいい感じ。
うたプリ&ツキアニはアニメだけでも面白いけど、ハマると他のメディアもチェックしたくなるため、お金がないと厳しい。(その分楽しいけどね。)
少ハリは小説版を読んでいないとわからないことが多かったり・・・。アニメを見ててもたまに「?」となることがある。
Bプロは最終回がアレなんでお察しです。それを許せるなら、全体の構成がうたプリやツキアニよりも凝ってるのでアニメとしては面白いです。
最後に
うたプリはゲームとアニメで設定が違う点もあるので、アニメはアニメとして単独で楽しんだほうがいいかも。キャラが気に入ればゲームもどうぞ。正直ストーリー性は1000%がMAXで、以降は微妙。お当番制の枠に縛られている。もう少し全体の構成を考えて自然にお当番回を入れられないものか・・・。
ツキアニはアニメのストーリー性が低いからお手軽に楽しめる。けど途中でちょっとマンネリするかも。制作側も本腰入れて見るようなアニメとしては作っていないみたいなので、好きな回をかいつまんで見るイメージ。
少ハリはアニメだけでも話は一応楽しめるけど、バックを知っているほうがより楽しめる。ストーリー性は高いので最初から最後まで見たほうがよい。
Bプロは王道展開の上に業界の闇も見えて途中までは面白かったんだけど、本当に最終回がクソなのでアニメはあまりオススメしない。
ドリフェスは声優の棒以外は普通にアニメとして面白いので、できればぐっと耐え抜いてほしい。「声優の演技がちゃんとしてないと感情移入もできないし面白くない」という方は他アニメをどうぞ。
ここまで書いて気づいたこと
どのジャンルも次のアニメに向けた展開が見えるのに、あんな最終回を迎えたBプロだけ先が見えなくて笑うwww
普通キャストって大人の事情もあったりして「2期やりたいね!」とか堂々と言わないものだと思うんですけど(言っても「皆様の応援次第でもしかしたら・・・」程度)、このジャンルに関しては複数の中の人が「これ続き必要でしょw」って言っちゃってる・・・うん・・・そりゃ言いたくもなるわ・・・。
冬はマジ4を見ます。
この先あんスタとアイナナもアニメ化予定があるので、数的に男性向けにはまだ遠いもののどんどん増えていきますね~。
続きで番外編(亜種)のご紹介です。
※番外編
【幕末Rock】アニメーション制作:スタジオディーン
・アイドルではなくあくまでロックなのでご参考。
・曲がかっこいい。楽曲中心。
・歴史が絡むのに見事にぶっ飛んでて面白い。よく服がはじけ飛ぶ。
・人が死ぬシーンで笑えてしまうという前代未聞のアニメ。
【SHOW BY ROCK!!】アニメーション制作:ボンズ
・アイドルではなくあくまでバンドものなのでご参考。
・ごめんなさい、未視聴なのでうっすら。
・谷山に宮野がいるので歌唱力は間違いないでしょう。
・女の子バンドもいて「バンド」というものを楽しみたい人におすすめ。
【スタミュ】アニメーション制作:C-Station
・アイドルではなくあくまでミュージカルなのでご参考。
・原作なしオリジナル、入科オーディション合格という目標があり物語性は高い。
・楽曲はすべてMV方式で作中で突然流れる。1話につき1曲以上あり。
・成長物語の部類。少ハリとうたプリの真ん中あたり。
【プリティーリズム・レインボーライブ】アニメーション制作:タツノコプロ、DONGWOO ANIMATION
・アイドルではなくあくまでプリズムショーなのでご参考。
・ごめんなさい、未視聴なのでうっすら。
・男性アイドルとしてはキンプリで有名になったと思われる「Over the Rainbow」などがいる。
・アニメーションはよく動く、カメラワークばっちりで圧巻。
【プリンス・オブ・ストライド オルタナティヴ】アニメーション制作:マッドハウス
・メインはストライドという架空の競技スポーツ。
・プレイヤーに「ギャラクシー・スタンダード」というアイドル集団がいる。
・宮野&豊永のボーカルで歌唱力ハンパない。そして豪華なラップメンバー。
・アニメはストライドの作画の疾走感が素晴らしくて見応えがある。
【石膏ボーイズ】アニメーション制作:ライデンフィルム
・男性ではなくあくまで石膏なのでご参考。
・短編アニメだがいいテンポ感だった。
・上半身のみの石膏像なので踊ったりは出来ない。
・曲は1曲しかないが素晴らしい出来だった。カラオケで歌いたい。
全部通して一番おすすめなのは石膏ボーイズかもしれない(SEKKO!)(CV.sgt)