来世のワイに期待大

二次元と思ったこと

快エブくん、きみがサ終したらスマホががらんとしちゃったよ。

 

 

でも……すぐになれると思う。

だから……、心配するなよ快エブくん。

 

 

2020年4月30日15:00。

リリース開始日から私と苦楽をともにしたアプリ「B-PROJECT 快感*エブリディ」はその短い生涯を閉じました。

 

リリースから約2年半、デイリーをサボったり、せっかく達成したデイリーの報酬を受け取り忘れることはありましたが、ログインしなかった日は1日もなかったように思います。(永久メンテナンスで入れなかった初期は除く。)


サ終が発表されてからも欠かさずログインしたし、半分くらいはスキップを使わず手打ちでデイリーをこなす日々を続けました。

イベントもすべてSSRをゲットし、完凸のイベントカードは何枚もありました。
完凸しなかったのは、ランク報酬で獲得しないと完凸できなかった時代のもの数枚と、どうしても時間と労力が足りず4凸で終わってしまった3枚のみです。

 

それだけ、私は快エブくんに多くの時間と愛を捧げてきたのです。

 

正直、4月に入ってXデーが刻一刻と迫っていても、いまいち実感がわきませんでした。
イベントがなくたって、課金ができなくたって、私は毎日楽しく遊んでいたし、もしかしてこの時が永久にパラダイスするのでは…?と錯覚するほどでした。

 

サ終前日の4月29日、私は目の前に迫ったサ終の現実に耐えきれず、体調を崩しました。

や、めっちゃウケるな。翌30日、午前中サボりましたもん。

(ちなみにサ終が発表された日も同様の現象に陥り、翌日の午前を休んだ。)

 

真っ昼間のガラガラの電車を乗り継いで会社に向かいながら、私は快エブくんと最後の時を過ごしました。

最後の曲は、駅のホームで叩いた「永久パラダイス」でした。

 

午後からは仕事でしたが、どこか気もそぞろで、14時50分を回ったあたりで私は少し席を立ちました。

 

そして迎えた15時。

快エブくんはサービスを終了しました。

今まで本当にありがとう、そしてお疲れ様。

そんな気持ちを胸に、私は快エブくんがいなくなった世界に、戻っていったのです。

 

 

…というのが、私と快エブくんの最後の思い出をかなり美化・脚色した話です。


実際はこうでした↓

 

快エブくん、きみがサ終したらスマホががらんとしちゃったよ。

 

でも……すぐになれると思う。

だから……、心配するなよ快エブくん。

 

15時01分。

私はあんさんぶ○スターズのイベントを回し始めた。

 

いやもう秒でなれてるよね!!

 

今ゲームアプリ7個くらいやってんの!!毎日!!毎日ログインしてるの快エブくんだけじゃない!!他のやつも全部!!スマホ全然がらんとしてない!!

 

快エブくんが終わって、正直少し楽になったというか…この調子で他のソシャゲもサ終してくれねーかな!?って思ってしまう…。もうソシャゲの文化やめない…?悪だよ…。(あくまでも自分からは降りたくないという廃人)(こういうのを依存症って言うんだよみんな気をつけてね)

 

ゲームシステム的にイベントで毎回完凸できるのは少ないので、本気を出したときだけ頑張ってますけど、だいたい1枚取りは必ずやってますね…。推しイベが4アプリかぶった時は死ぬかと思った。

 

>どこか気もそぞろで、14時50分を回ったあたりで私は少し席を立ちました。

これは…14時59分終了のス○スタのイベントがあったので…終了直前にちょいとLPを消化しようかと思い…。

 

>私は目の前に迫ったサ終の現実に耐えきれず、体調を崩しました。

眠れなかったんですよね。

サ終に耐えきれず…っていうより、寝る前に飲んでた紅茶(カフェイン)のせいかと…。

しいて言うなら、日付変わってから快エブくんが通信エラーを起こしていたので、アーカイブ作業が終わらなかったというストレスがすごくて…。それで「午前休んで終わらせてから行こう!だってこれを逃したらもう二度とないんだもん!」と決意した…。

 

アーカイブ作業」って何?
って思ったかもしれませんが、それも含め、ここからはちゃんと快エブくんとの思い出について、つらつら語っていきたいと思います。

 

快エブくんのよかったところ

ソシャゲ掛け持ち芸人から言わせてもらうと、このゲーム、総合的な満足度が高かったです。そもそもBプロが好きだから…という贔屓目が入ってしまうことは否めないですが、それを差し引いても「いいぞ!」と思えるところが多かった。

いくつか項目に分けました↓

 

1.絵がうまい

いや~、快エブくん絵がうまい!たまに「ん…?」って思うこともありましたが、全体的にレベルが高かったように思います。

特に「手」の描写がいい!これぞ男の手!って感じ!

覚醒させると絵がLive2Dで動くのもよかったですね…ごうちんのウインクモーションが拝めた日には墓に入りました。

 

2.掛け合いボイス楽しかった

ライブするとユニットに設定したキャラ同士が掛け合いするんですよ~!これまで音ゲー5つくらいやってきましたが、こんな機能つけてるアプリ他になかったので「神か!?」と思いました。

他ゲーだと正直さ、プレイ中にキャラに「頑張れ!」とか励まされても、「いやライブしてるのオメーだからオメーが頑張れよ!」って思うことが多かったんだよね…。

この機能により、判明していなかったキャラ同士の名前の呼び方が、突然全部わかって戸惑ったのもいい思い出です。

 

3.イベントやりやすかった

イベントのレギュレーションも2年半のうちに何度も変わったりしましたが、個人的にはどれも楽しかったですね。

音ゲーのイベントなんて、どうせ何度も曲叩くマラソンだろ~?」って思ってましたが、無敵の頃、たまにアンコール発生してポイント10倍もらえるとか、そういうギャンブル的な要素を入れてきたのは結構面白かったです。

決まったポイント数しかもらえないのを延々と繰り返すのはかなりしんどいので、実装していないアプリは見習ってください。(シャ…に言っています。)

 

あとこれも昔の話ですが、ガチャ特攻、フレンドのカードが適用されるのよかったです。その節はたくさんお世話になりました!

毎回ガチャSSR引いて設定してて推しが誰なのかわからないAさんや、増長ガチャは必ず完凸してるKさん、何人もいたごうちん完凸の女たち…などなど、個性的なフレンドさんばかりで楽しかったです。

 

ランキング報酬にカードが入っていた時代、100位に入らないと完凸できないのはつらかったですが、一度だけめっちゃ頑張った(クリスマス愛染)のは今思い出してもいい思い出です。まだ買って1年目のスマホだったのに、壊れるんじゃないかと心配でした。

 

快エブになってポイントだけで完凸できるようになってからも、ポイントランキングとは別にスコアランキングが導入されたりとお楽しみ要素が多かったです。

快エブくん、イベント少しやればSSR1枚目はすぐ手に入るし、そのカードにも特攻かかるし、重ねれば重なるほど獲得ポイント量増えていくので、いつも気づいたら完凸してたって感じでしたね。

 

スコアランキングも、「自分には無理だろ」と思っていたら、ボーナスタイプとキャラクターによっては100位以内に入れる時もあったので、「もしかして私、強いのでは…?」と最後のほうは思っていました。(フレンド申請めちゃくちゃ多かったのはそのせいかな!?)

 

4.スキップ使える

いや~、スキップのある音ゲーは神と相場が決まってるんだよ。だから全音ゲーはスキップ制度を導入してくれ。オートだとさ、その間スマホを触れないというデメリットがあるので…。(クソ廃人の意見です。)

チケット制でしたが、そのチケットも潤沢にあるので気にせずじゃんじゃか使っていました。イベントだと、さすがに手打ちより獲得ポイント数が下がったり、もらえるアイテムが減ったりはするんですけど、LP漏らすよりは全然いいので重宝していました。(まあLPも死ぬほど回復アイテムあったので気にする必要はなかったのですが…。)

 

5.めっちゃ石もらえる

めっちゃ石もらえたんですよ。通常ログインボーナスでもそうですし、なんか「○○記念」みたいなログボでもくれたし。

あと楽曲クリア報酬にも石入ってたし、なぜか途中で楽曲クリアボーナスがリセットされたことでさらに石もらえた。

もちろんストーリー読んでももらえる。

デイリーなどの課題達成でも石もらえる。

昔は快感モードクリアで石150個もらえたりしたよね…。(「Mysterious Kiss」快感モードがどうしてもクリアできず、深夜に格闘したことを思い出すよ…。)

私は推しガチャまで貯金しておく派だったんですが、気づいたら100連以上できるくらいには貯まってるし、使ってもまたすぐに戻る…って感じでした。(この実感は、私がパスポート(毎日ログインすれば石もらえる)を購入していたせいもあるかとは思います。)

 

6.ガチャが優しい

ちゃんと確率通りに出てくれるガチャだな、と感じていました。

私は「恒常的にガチャを回していたし課金もしていたのに、1年間、一切最高レアリティのカードが出なかった」ということを2つのアプリで経験してきた女なので、100回回せば最低1枚はSSR出てくれる快エブくんは本当にありがたかったです。(確か排出率5%だったので、期待値はもっと大きいはずですが…笑)

思えばガチャで完凸できたのは今までのところ快エブくんだけですね。5枚で完凸でしたが、300連くらい回せば完凸できることが多かったです。

しかも快エブくんになってから天井ができたのでこれもユーザーには優しかった…。しかもこの天井、金額換算で4万円くらいだったような…?他ゲーの9万とか7万を思うと超優しい。っていうか、女性向けゲームの人気どころって今のところガチャ天井ないゲームのほうが多くない…?

そういえば無料ガチャも多かったよね。アプリリニューアルしてから、10連無料30日とかやった時は大丈夫か?って思ってた。(そして大丈夫じゃないから今に至る。)
無料でもいっぱいSSR出してくれてありがとな…。

 

7.交換所がある

種類がありすぎてよくわからん部分も多かったけど、交換所があるのはありがたかった~!

特に育成アイテムの交換所!!これ!!全ソシャゲは実装してくれ!!特にあん○タに言っています!!

交換所のおかげで足りない物もうまく工面できたので本当にありがたかったです。

 

8.意見送るとすぐ反映してくれる

快エブくんさあ、ちょっと意見送るとすぐ反映してくれんの。だから私もアンケートの時張り切ってご意見送ってたよ。

交換所とか、意見が多かったからできたんじゃないっけ。

なんか、運営と一緒にアプリそのものを育成しているような気分でした…一緒に大きくなったね…。

 

快エブくんのうーんだったところ

そんなに声を大にして言うほどはないんですが、強いて言うならってところです。

 

1.どこで稼ぐつもりなのかわからない

↑で述べた通り、めちゃくちゃユーザーに寄り添うと、稼ぎどころがなくなるんだよなあ(爆笑)

石配りすぎでは!?無料ガチャやりすぎでは!?イベ報酬にカード入れなくて大丈夫!?

こういうのって、「めちゃくちゃ儲かっててたまんね~ぜ!」っていうジャンルがやることであって、売り上げランキング10位にも入らないソシャゲがやることではないのでは…わからない…とにかくユーザーの獲得に躍起になっていたのだろうか…わからない…。

大手サークルが新刊に必ずノベルティつけてるからと言って、弱小サークルまで真似することないんだよ!(似て非なるが似てるもの)

 

2.廃人を生まない

「課金は10万円から」の定義に則れば、私はしがない無課金ユーザーだったのですが、そんな私でもポイントランキング100位以内に入ったり、スコアランキング100位以内に入ることができました。

正直、他の人気アプリでは考えられないことです。

推しイベ以外はLPを漏らさない程度に歩く、がスタンスでしたが、それでも毎回ポイントランキング500位前後に入れていました。

どんだけアクティブユーザーいないねん…もそうなんですが、上位を占める廃人も少ないんだろうなと思っていました。

ここで言う廃人は、膨大なお金と睡眠時間を削るレベルの時間を費やす人々のことを言うので、その定義にあてはめると私は廃人ではないです。

この形がいいか悪いかは別として、今のソシャゲは一部の廃課金勢によって支えられている図式が多いと思います。この「一部」が多ければ多いほど、売り上げもウハウハなのでしょう。

この図式が作れないソシャゲは正直どれも厳しいのではないかと…。そのためにはゲーム内で「課金しないといけない」仕組みを作らないといけないと思います。それがいいか悪いかは…(略)

たとえば、あん○タミュージック始めたんですけどね、ランキングにカードなくて、全部ポイント報酬になっていたので、「あん○タにしては珍しいな!?」って思ってたら、まず1枚目を獲得するのに、はじめてから1~2か月の火力では絶対課金しないと手に入らない設定になっていたので、「なんてアコギな商売してるんだ…やっぱりあん○タだな…」と思いました(小並感)。

 

3.画面遷移がやや遅い

特に最初の頃、「重い!」っていろんな人が言ってましたね。私は無敵くんのためにiPhoneにした女だったのでそこまで遅くなかったですが、泥勢は相当遅かったのでは…?元泥ユーザーなので、あらゆるアプリにおける泥の遅さは知ってます…。特に古い端末。(最近の機種はそんなことないと思う!)

でもiPhoneでも、他のアプリに比べると「やや遅いな」と感じていたので(といっても0コンマ何秒の世界ですが)、やっぱり重かったんでしょう。容量的にも食ってたみたいだし。

運営は何度も軽くなるように努力してくれましたけどね。それでだいぶ改善されたと思いますけど。もう一歩でしたね。

 

4.メンツにやや偏りを感じる

ちゃんと登場回数まとめたわけじゃないので勘違いだったら申し訳ないんですが、ガチャ・イベントでSSRとして登場する頻度、特定のキャラに偏ってませんでした…!?

…いやぁ、私愛染さん推しなんですが、彼、やたら登場していたような…。

登場キャラの順番に規則性がなく、「あのキャラまだ来てないのにこっちのキャラの2回目が来た!」がザラにあるのがソシャゲあるあるなのはわかっているんですが、「いつか来るはず…!」と待ち続けるのがファン心理!そしてその「いつか」はもうない!終了した現在からざっと脳内で振り返ってみると…。

 

やっぱり愛染さん多くない?

 

私、だいたいのソシャゲで「推しが来ない~!」って思ってるんですが…。「推し来すぎでは?」って思うのは快エブくらいだよ…。そう思うってことはやっぱりそうでしょ!?そうだよね!?

いや知ってるよ、彼に人気があるということは…。だから最後のガチャの新規SSRにも彼を起用したんだろ…。

もしかしたら本当はもっと先のガチャやイベントも考えられていて、そこでは「愛染さん最近見てないな」っていう状況になってたかもしれないけど、4/30でサービス終了したのが事実だから…ねぇ…やっぱ偏ってるよ…。

(推しの出番が多いなら素直に喜べばいいのに、やっぱり平等を求めるあたり女のオタクって感じ)(※偏見です)(出番多いって金づるにされてるということでは?)

 

5.最後のお正月有償確定さあ…

これは個人的な恨みつらみなのですが、今後に備えてカードを強化しようと、結構な額つぎ込んで回したのに、1月下旬にはサ終発表されてつらかったです(笑)

 

6.そもそもなぜあの会社と契約した?

快エブくんは最初の運営→め~じすに移管した経緯があるんですけど、まあこれが結構金がかかって結果このような事態になってしまったのはち……さんもおっしゃっていた通りなんですが

 

そもそもなぜ最初にあの会社と契約したんだ…?

 

正直、結構名のあるタイトルを運営してもサ終させてしまう会社でしたよね…。
予算の問題だったのかな…?

みんなサービス始まる前から「大丈夫なのか…?」って心配してたよ。

 

ストーリーについて

ストーリーは全体的に可もなく不可もなく~って感じの安定したお話だった印象です。
めちゃイイ話やん!ってクソデカ感情に振り回されて泣いたり、なんでこんな展開にするん!?って怒りに振り回されて泣くのは他のアプリでおなかいっぱいなので、私にはちょうどよかったです。

ストーリーの随所に今まで知らなかった彼らのことが散りばめられていたので、どんな些細なことでも新情報を得るたびにうれしかったですね。

設定があまり明かされていないことに不満を覚えるという意見も時々見るんですけど、実際の三次元アイドルも1から100まですべてを明かしているわけではないので、ふとした瞬間に「そうだったんだ!」と新情報を得られる感じが三次元っぽいな~と感じて私は結構好きです。

 

課金

「課金は10万円から」の定義に則れば、私はしがない無課金ユーザーだったのですが(再掲)

 

それでも毎月いくらかは課金してましたね…。ちりつもでカウントすれば、今までやったどのアプリよりもお金かけたと思います。お金かけてもちゃんと報われたしね。

(偶然かもしれないけど、他のアプリは課金してる間はガチャがクソなのに、課金をやめた途端ガチャの出がよくなったものが多いので…)

でも、イベントの時に数十万とか突っ込めるユーザーじゃなくてごめんね…。

 

アーカイブした

さっき言った「アーカイブした」ってやつなんですけど、フォトのスクショを撮るのはそうなんですけど、開いてあったストーリーはメインもキズナもイベントもフォトストも全部、録画保存することに成功しました…。2月からコツコツやってたんですけど、途中サボった時期もあったこともあって、最後は最終日に午前休を行使するという羽目に…。

フォトストに関してはサブ垢含めて3垢で頑張りました。

全部読みながら録ったわけではないんですが、いくつかは読みながら録ったものもあって、実はフォトストはTHRIVE以外ほとんど読めていなかったのでいろいろと新鮮でおもしろかったです!

一番びっくりしたのは、モモタスも大学に通ってるってことがわかったことかな…。(で、みかちとは別の大学。)

 

まとめ

サ終してもコンテンツ自体が終わるわけじゃないし、サ終が発表されたときも割と冷静だったんですけど(体調は崩したけども)(ストレスが心をすっ飛ばして直で身体にくるタイプなので…)、いざ終わりを目の前にしたら情緒がヤバくなりそうだったので吐き出してみました。

実際は他のアプリを回すのに忙しくて、現状そんなにダメージないんですけど、ふとした瞬間に「あ~~~~終わっちゃったんだなあ……」って虚無を感じそうです。

サ終のショックをカバーしてくれたのもまたソシャゲでした。「他のソシャゲがあるから助かった!」ではなく、ぶっちゃけAから始まるあのジャンルへの4年半の蓄積した怒りでかき消したという感じなのですが…笑

 

とにかく快エブくん、君がいなくなっても私は元気なので、またどこかで違う形で会えたらいいなと思います。